『インターネット的』

インターネット的 (PHP新書)

インターネット的 (PHP新書)

発売されてすぐ読んだのだが、手放してしまったので図書館で借りた。googleの日本法人が設立される直前に出た本だけど、googleがこれだけ一般的になってから読むと、ここで糸井重里が言いたかったことは、こういうことだったのかと、実感としてわかる。
そして、自分の持っている情報は独り占めせずに、他者にも提供した方が、結果としては自分にとってもメリットがあるのよと、糸井重里も言っている。勝間和代が言うところの「give give give give give」ですな。

不自由を選びたいなどと、人間が考えるのは、とても不自然なことです。それをするのは、ある種の知的な人々の趣味や美意識の実践であって、それを一般の「たいしたことのない人間」に押しつけるのは、まことに迷惑な話です。

不自由だけどそのスタイルがかっこいい、というだけの言葉やモノは、ほぼ日には登場しない。だから読み続けられるのかも。