二千円なのに三千円

MSN産経ニュースより

2千円札使って“お特区”に 札幌の商店街
お目にかかることが少ない2000円札を普及させて地域振興を図ろうと、札幌市白石区の南郷商店街が新サービスを展開している。名付けて「二千円札お特区」。2000円札で買い物をした客に特典がある。平成12年の沖縄サミットを記念して発行された紙幣にちなみ、7月の北海道・洞爺湖サミットまで続ける。
サービスは昨年9月から始め、商店街の約50店のうち約20店が参加。中華料理店は料理3品にビールが付いて2000円、薬局は栄養ドリンク10本(約3000円)が2000円、住宅リフォーム店は簡易耐震診断が2000円…と通常料金より安く提供している。

今朝の朝日の朝刊に載っていた記事、だけどwebになかったので検索したら、産経が2月に記事にしていたらしい。
2000円札を使うと、それ以上の価値がある商品やサービスが手に入るという試み。朝日の記事では「3000円分」というのが、より強調されていたので、何かひっかかった。この考え方でいくと、2000円札が2000円以上の価値を持つということに。でもそれでは通貨の前提がくずれてしまうのではないか。大体、貨幣がその貨幣であるというだけで、額面以上の価値を持つなんて、おかしくないか(コイン等の売買はあるにしても)。こんなことができるのも、2000円札ならではなんだろうけど。
別に、この商店街のアイデアを否定するとか、攻撃するとか、そういう意図はないのであしからず。