『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』

日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点

タイトルに「品格」とか「美しい」がつく本をどうしても読む気になれないワタクシ。そういう私には、とてもおもしろく読める本だった。昔の日本人がすごかったというよりも、日本的な社会で生きるためには、そうするのが生きやすい、つまりは戦略であったと。人々が利他的になるのが、結局は社会全体をよくするとか「情けは人のためならず」という考え方は、勝間和代のgiveの5乗と通じる部分があると思った。